ホログラフィック3次元テレビジョン


再生像の写真
像再生のシミュレーション

 ホログラフィック3次元画像は眼の焦点調節をも含む究極の3次元表示技術であ る.当研究室では1990年より、ホログラムの原理を利用したテレビジョンシス テムの研究をおこなっている.システムの構成は生成・伝送・表示の3つに分けら れる(概略図参照)。

【システムの構成】
1.生成部
表示する物体の3次元データをいくつかの水平平面により標本化し、平面ごとにそ れぞれの点光源と参照光の複素振幅和の時間平均をとることで干渉縞のデータを生 成する。

2.伝送部
干渉縞のデータはコンピュータのフレームバッファ(1280×1024画素)に書き込み 、ビデオ信号として表示部に伝送する。

3.表示部
コンピュータからのビデオ信号はホログラフィック3次元テレビジョンに入力され 、光学走査部分の同期信号と音響光学偏光器(Acousto-Optical Deflector:AOD)を 駆動する信号とに分離される。そのAODにHe-Neレーザを入射することで回折光が得 られる。


概略図:この表示方式は MIT Spatial Imaging Group にて開発されました.

実際の装置が見たい方へ
 AOD方式ホログラフィックテレビ写真集


研究についての詳しい説明(もっと知りたい方へ暫定公開中)
吉川研究室ホームページ