<レーザ再生型ホログラム>


図A.3 フレネルホログラムの製作

 図A.3に示す光学系はフレネルホログラム製作のためのものである.図A.4は 感光材料の付近の略図であるが,参照光と物体光とのなす角は35゜〜45゜にする のが適当である.また物体に対して水平方向に視域が得られるよう,マスターホログ ラムの感光材料は長い方の辺が物体に対して横方向に設置する(図A.5).さらに 再生像の視域が広くなるよう,物体と感光材料の距離はできるだけ近く(30cmく らい)にするのがよい.
 再生像を得るには参照光とは反対の方向から,すなわちガラス面の斜め下方からレ ーザを入射させる.すると物体があった位置に再生像が生じる.この再生像をもう一 度撮影すればイメージホログラムができる.


図A.4 感光材料付近の略図


図A.5 感光材料の置き方