立体視の心理・記憶的要因

 2次元画像を見た場合でも,心理・記憶(経験)的な要因によって3次元情報を知覚することができる.
 3次元表示のための画像を作成する場合,これらの要因を理解した上でおこなわ ないと立体感のある表示ができなくなることがある.

  1. 物の大小
     大きいものは近くに,小さいものは遠くに有るように見える.
  2. 物の高低
     下に有るものは近くに,上に有るものは遠くに有るように見え る。水墨画に使われている。
  3. 物の重なり
     奥にあるものは手前に有るものによってその一部が隠される.
  4. きめの粗密
     タイルなど同じ大きさのものが並んでいるとき,遠くに行くほど細かく見える.
  5. 遠近法
  6. 陰影
     光はふつう上方から来るので,影のできかたによって奥行情報が得られる.

CGによる実例

 上記のことをクイズ形式で確かめてください.
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