フーリエ変換型CGH

計算機合成ホログラムの計算法のひとつに,「フーリエ変換型ホログラム」というのがあります.フーリエ変換については理科系の大学なら講義に出てきますので,ここでは説明を省略します.

2次元画像をフーリエ変換したものをみるとなんだかわかりませんが,ホログラムとして再生すると,もとの画像が現れます.たとえば,

というようなビットマップをフーリエ変換すると,こんな感じのホログラムになります.(厳密に言うと,このホログラムはフーリエ変換ではなく,WinCgh で計算しています.フーリエ変換によるホログラムの計算はこちらです.)

これをレーザプリンタで打ち出して写真縮小し,再生すると最初の2次元画像にくりそつな像が現れます.デジタルカメラで撮影した写真からホログラムを作成することもできます.再生像の実例


レーザポインタで再生


電球(ハロゲンランプ)で再生

この手のホログラムはめがねの形で像が出て来るものが市販されています.(私は東京・池袋の「ナンジャタウン」でゲットしました).


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